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日本と海外の違い?夫婦カウンセリングの誤解と現実
こんにちは。
夫婦カウンセラーの北村です。
最近ご相談を受けていて感じるのは、
日本では「夫婦カウンセリング」に対して大きな誤解があるということです。
特に、アメリカなど海外の状況と比べると、そのギャップがとても目立ちます。

日本の現状:カウンセリングは “最後の砦”?
日本では、日常におけるカウンセリングそのものの利用率はまだ低いのが現状です。
そのためか夫婦関係が悪化してから「もう限界だから最後にカウンセリングを受けてみよう」という流れで申し込まれるケースが多くみられます。
また、夫婦カウンセリングに関しても「魔法のように夫婦関係が仲直りできるもの」という誤解を持たれる方が少なくありません。
海外のケース:予防としての日常的なカウンセリング
アメリカなどでは、個人カウンセリングはとても一般的で、心の健康を整えるために多くの人が気軽に利用しています。
夫婦カウンセリングも同じく、関係が悪化する前に “予防” として受けることも多く、
夫婦のコミュニケーションや理解を深めるために活用されています。
実際のご相談から見える誤解
日本のご相談では「自分を見つめ直すため」よりも「相手を変えるために受けさせたい」という目的で来られるケースも少なくありません。しかし、そのような目的では効果的な支援は難しくなってしまいます。
実際、DVやモラハラが絡むケースでは「すぐに夫婦での修復カウンセリング」ではなく、
まずは個人の安全や自分自身を見つめ直すカウンセリングから始める必要があります。
つまり夫婦カウンセリングは “相手を変える場” ではなく、“自分自身と関係をより良くするための学びの場” であることが前提になるのです。
まとめに
夫婦カウンセリングは “最後の手段” ではありません。
関係を深めるため、悪化を予防するため、そして自分自身の気づきを得るために、
もっと気軽に、そして早めに活用していただければ、関係の悪化を防ぐことにも繋がります。
そのためにも、夫婦関係がうまくいかなくなってきたら、まずはご自身がカウンセリングを受けることが、夫婦の関係を支える大切なステップになるのです。
もし夫婦関係に少しでも違和感や不安を感じているなら、一人で抱え込まずご相談下さいね。
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