すまいるBlog
1年前の個別判断が救いになった日~カウンセリングの現場より
こんにちは。
夫婦カウンセラーの北村です。
カウンセリングを続けていると、
改めて「最初の判断の重さ」を感じる場面があります。
今日は、先日あった出来事を通して、その理由を少しだけお話ししたいと思います。

先日、1年ぶりにご連絡をくださった女性クライアントさんが、当相談室へ再訪されました。
初回はちょうど1年前。
その時は、夫婦関係のすれ違いや、モラハラ傾向のある言動に悩み、
「夫婦カウンセリングを受けるか迷っている」というご相談でした。
ご本人としては、
「夫婦で一緒にカウンセリングを受けて関係を修復したい」
というお気持ちが強かったものの、
当時の状況を丁寧に伺う中で、私はあえて
“まずは個別相談を優先すべき段階” と判断しました。
もちろん、すべてのケースがそうではありません。
修復希望のご夫婦には夫婦カウンセリングが効果的な場合もあります。
ただ、この方の場合は、心の安全を整えることが最優先だったのです。
1年後。固まった決意と、見えてきた方向性
そして今回、彼女は静かにこうおっしゃいました。
「今日は離婚の方向で相談したくて来ました」
これは、突然の決意ではなく、
1年間、ご自身としっかり向き合い、
モラハラの影響から少しずつ回復してきた結果だと感じました。
離婚サポートとして必要な整理や準備も、
落ち着いて取り組める状態になっていたのが印象的でした。
■ “もし先に夫婦カウンセリングを受けていたら”と思ったこと
お話の中で私はひとつだけ率直に伝えました。
「もし1年前、ご主人のご相談を受けていたら、今日のあなたの離婚サポートはお受けできなかったかもしれません」
これは、夫婦カウンセリングではよくあるケースです。
クライエントさんとの関わり方によって、カウンセラーとしての立ち位置が固定されてしまうことがあります。
もちろん、全案件がそうというわけではありません。
すると彼女は深くうなずき、
「今になって、あの判断の意味がすごく分かります。あの時は夫婦でどうにかしたいと思っていたけど、本当に二人が変わろう!という気持ちじゃないとダメなんですよね。」
と話してくださいました。
その理解に、胸が熱くなりました。
■ 個別相談と夫婦カウンセリングは「順番」が大切
夫婦カウンセリングを希望される方は多いですが、
実際には 個別相談から始めたほうが良いケース がたくさんあります。
・モラハラの影響で判断力が落ちている
・気持ちが揺れすぎて対話の土台ができていない
・離婚か修復かがまだ定まっていない
・どちらかが「相手を変えるため」に来ようとしている
こうした状態で夫婦カウンセリングを行っても、
関係が改善するどころか、かえって混乱が大きくなることがあります。
今回のケースはまさに、
“順番を間違えないことが何よりの支援になる” という一例でした。
■ 今迷っている方へ
・夫婦カウンセリングが良いのか
・個別相談が良いのか
・修復を目指すべきなのか
・離婚を考える段階なのか
その答えは状況によって大きく変わります。
大切なのは、
あなたの現在地と心の状態に合わせたステップを踏むこと。
それが半年後、1年後のあなたを守る力になります。
夫婦カウンセリングについてはこちらをご覧ください
夫婦関係カウンセリング
すまいる相談室