すまいるBlog
修復もしない、離婚もしない|仮面夫婦という選択のリスクヘッジ
こんにちは。
夫婦カウンセラーの北村です。
「離婚したいわけじゃないんです」
「でも、修復したいとも出来るとも思わないです」
カウンセリングの現場では、
修復でもなく、離婚でもなく、
「仮面夫婦でいい」と割り切っている方に出会うことがあります。
子どもがいるから
生活やお金のことを考えると今は動けないから
離婚も面倒だから
それは、逃げでも、諦めでもありません。
現実を見たうえでの、ひとつの選択だと思います。

仮面夫婦を「選ぶ人」も、確かにいる
仮面夫婦という言葉には、どこかネガティブな響きがありますよね。
でも実際には、
・離婚したいわけじゃない
・でも関係を改善したいわけじゃない
・相手を正したいわけでもない
・ただ「何かあった時に詰みたくない」
そんな、静かな割り切りの中で暮らしている夫婦も少なくありません。
相談室にも、「修復したいわけじゃない」
そう話される方が、一定数いらっしゃいます。
ただし「割り切っている=安全」とは限りません
ここは、少しだけ大切な話です。
自分は割り切っているつもりでも、
相手も同じ温度で割り切っているとは限りません。
・今は動かないだけ
・水面下では将来を考えている
・子どもが育ったら離婚するつもり
こうした “片側だけの想定” は、決して珍しくありません。
仮面夫婦であること自体よりも、
無防備なままでいることのほうが、リスクになる場合があります。
■仮面夫婦に多い注意点①|お金がブラックボックスになっている
現場でよく見るのが、
財産管理を一方に完全に任せているケースです。
・通帳や口座の中身を知らない
・保険や資産の全体像を把握していない
・「任せているから大丈夫」と思っている
特に、関係が悪くなってからお金の開示を求めても、
応じてもらえないことは少なくありません。
これは男女問わず起こります。
関係が良くない夫婦ほど、
お金は「信頼」ではなく、情報として把握しておくことが大切です。
知ることは、疑うことではありません。
自分の生活を守るための、最低限の確認です。
■仮面夫婦に多い注意点②|「子どもが育った後」をどう想定しているか
「子どもがいるから、今は離婚しない」
そう考える方は、とても多いです。
ただ一方で、
子どもが巣立ったら離婚しよう
その時に備えて準備している
そんな想定を、片方だけがしていることもあります。
だからこそ、
・フルタイムでなくてもいい
・パートでもいい
・社会とつながる場所を持つ
これは離婚準備ではなく、人生の保険です。
仮面でいる時間が長くなるほど、
判断力や選択肢を失わないことが、実はとても重要になります。
仮面でいるなら「無防備」にならない
仮面夫婦という選択を、私は否定しません。
ただ、「何も考えない」「何も備えない」まま仮面でいることは、少し危うい。
何も起きないことを祈るより、
何か起きても立て直せる状態でいること。
それが、仮面夫婦を選ぶ人にとっての現実的なリスクヘッジだと思っています。
離婚するか、修復出来るのかを、今すぐ決める必要はありません。
ただ、「決めないまま、備えもしない」状態は、少しずつ自分を不利にしていきます。
仮面夫婦という選択をするなら、
その中で自分を守る視点も持っていてほしいと思います。
夫婦関係カウンセリング
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