夫婦関係の修復が難しいケースは?

こんにちは。
夫婦カウンセラーの北村です。

夫婦関係を修復・再構築するには、強い意志と時間が必要です。

しかし、どんなに努力をしても修復が難しい場合や、
残念ながら別々の道を選んだ方が良い場合もあります。

今回は、夫婦関係修復が難しいケースをお伝え致します。

ハート



1. 自分を変える気がない

夫婦生活を円滑にするには、相手の気持ちを尊重して自分が妥協したり、互いに違う価値観をすり合わせていくことが必要不可欠です。

私がカウンセリングの時にお伺いしているのは、” 自分を変えてでも夫婦関係を改善していきたいと思っているか否か ”です。自分が変わる気がない、もしくは自分には問題がないと思っている場合、何を言われようと新たに問題を抱える必要がないわけです。
こういった場合は、片方だけが努力・我慢をする関係になりますので、修復は難しくなります。

また、自分が変わらずして相手を変えようとすると、その関係は破綻します。


2. 冷静な話し合いが出来ない

夫婦関係の修復は、冷静な話し合いが出来るかどうかは重要なポイントです。
どんなに話し合いが必要な状況でも、すぐ感情的になっていがみ合うようでは、修復の手だてがありません。

また、片方がどんなに冷静を努めても、相手が怒鳴り散らしたり、頭ごなしに否定するようでは、対等に話し合うことが出来ません。こういった場合は第三者に介入してもらうか、別居して一旦距離を置き、冷静に話し合う環境を作る必要があります。

どうしても二人でコミュニケーションをとっていけないのであれば、別々の道を歩んだ方が、自分らしく生きていけるのかもしれませんね。


3. DVやモラハラがある

夫婦間でDVやモラハラがある、または悪化している場合は、修復を考えるよりまずは物理的に距離を置くことを検討する必要があります。

よくDVのある夫婦が、「夫婦でカウンセリングを受けたい」と希望される方もおりますが、例え修復を望んでいるとしても、当相談室では個別でのカウンセリングとなります。
被害者と加害者で「課題の分離」をせず、一緒に乗り越えようとすると、妙な共依存の関係になりかねません。

また子どもがいる場合は、子どもの心身に大きな影響を与えてしまいます。
まずは、ご自身と子どもを守ることを第一に考えましょう。


4. 一定以上関係が悪化している

夫婦関係や男女関係は、一定以上関係が悪化してしまうと、修復することが大変困難になります。一定以上の悪化とは、片方が修復を放棄した段階、または離婚を強く望んでいる場合です。

夫婦関係の修復は、タイミングが何より重要です。早めに対処せず悪化したままでいると、手の施しようが無くなってしまうのです。病気と一緒です。
この状態で夫婦カウンセリングを希望される方も多いのですが、カウンセリングは相手の引き留めや説得をするものではありませんので、まずは個別でのご相談となります。

修復は、やれるだけのことをやってもダメならきっぱり諦める覚悟を持ちましょう。戻らないものを追いかけ続けるのは、ご自身にとっても辛く不幸なこと。

それよりも、また次の新しい幸せを探した方が、聡明かもしれませんね。

➡夫婦関係の修復で大切な5つのこと



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